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公演概要


世界遺産仁和寺から発信。グローバルな芸術促進活動。

祈りをテーマに至極の音を発信

世界遺産仁和寺からホンモノにこだわった芸術をグローバルに発信展開するため、国際的に評価の高い北海道在住の和太鼓・津軽三味線二刀流演奏家『木村善幸』が芸術監督に就任。また音楽監督には木村の強い意向で至極の作編曲家『山下康介』氏を迎えた。山下氏は玉置浩二、今井美樹、ゴスペラーズ他など著名なアーティストのシンフォニックコンサートでオーケストラアレンジ、音楽監修を数多く行っている。
 
祈りテーマに一流の空間から一流の舞台芸術を発信することを目的に本プロジェクトは始動。
 
演出は不要とばかりに世界遺産仁和寺の美しい景観をそのままに奉納演奏を行う。第1回となる本公演では和太鼓音楽を軸に構成。そこに山下サウンド(オーケストラバックトラック)と御室金剛講の御詠歌が融合していく。
 
 
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芸術監督 木村善幸が想う
世界平和には何が必要なのか。今一度原点に立ち戻る必要があるのではないか。原点とは何か。考え出すとキリも限りもない。古代から行われてきた「祈る」は目には見えない何かわからずとも、ものすごいエネルギーを発ししているとうことだけはわかっており信じてきた。だからこんなテクノロジーな世の中になろうとも例えどんなに科学が発達したとしても今でも人々は祈ることをする。私はこの祈りという行為は人々の原点であるといつも考えてきた。祈りのエネルギーが確実に存在するからこそ何千年と続いてきたことであろう。そういう意味で多くの神事毎に使用されてきた和太鼓を軸とした本企画は必ず一定の役割を担えるのと想っている。なぜとかどうしてと想う人はそれはそれで良い。そう想うことに理屈は存在しないし、根拠ばかり説明を求める大人や世の中にはもううんざりである。根拠があれば全てが回るのであろうか?人々の争いはなくなるのだろうか?依然としてこの世の中はそうはなっていないどころかむしろ酷くなっている。
 
私は世界遺産仁和寺で祈る意味があると想う。
 
そういうことを共有できる皆様とお会いできると信じているし祈っている。
 
混迷を極める世界に一筋の光を...
 
 
 

プログラム


紅葉の秋...夜の世界遺産仁和寺をまるごと舞台に...

世界遺産仁和寺と祈りの舞台ををひとつに...
                            至宝の景観美とともにお楽しみください...

 

11月1日(金)11月2日(土)
17:30

東門集合

17:50

夜間特別拝観スタート

18:00

中門 雲海 祈りの舞台第1部 幕開け

18:10

雲海ライトアップ-仁和寺内拝観-国宝特別公開

19:00

二王門 祈りの舞台第2部 幕開け

終演後 Sは解散(ナイトミュージアム 21:00まで見学自由)

19:35

平和フォーラム未来会議

(プレミアムSS 50名のみ参加)

20:15 閉幕

出演者紹介


 

木 村 善 幸 Yoshiyuki Kimura
和太鼓 津軽三味線二刀流演奏家

 
1982年札幌生まれ。10歳で和太鼓、16歳で津軽三味線を始め、両全国大会で優勝し二刀流スタイルを確立。指導者としても多くの優勝者を輩出。これまでにドイツ、ロシア、UAEなどで公演し、札幌ドームや仁和寺での公演も成功を収める。2022年に東久邇宮国際文化褒賞受賞。これまでに15万人以上の観客を魅了し、札幌を拠点にドイツ、UAEなどグローバルに活動中。

 

山 下 康 介 Kousuke Yamashita
作編曲家/サウンドプロデューサー

1974年、静岡県生まれ。東京音楽大学作曲専攻卒業。
これまでに映画「海辺の映画館〜キネマの玉手箱」「花/HANAGATAMI」「転校生~さよならあなた」などの大林宣彦監督作品に多く携わるほか、NHK 連続テレビ小説「瞳」やドラマ「花より男子」「クロサギ」、アニメ「ちはやふる」、特撮作品「海賊戦隊ゴーカイジャー」、歴史シミュレーションゲーム「長の野望」シリーズなどの音楽がある。
また、「題名のない音楽会」(テレビ朝日系)などにおいて多くの編曲作品を手掛けているほか、宮本亞門氏演出のミュージカル「太平洋序曲」「スウィーニー・トッド」などで公演音楽監を務めている。
また近年全国で人気を博す、ビルボードクラシックスでの玉置浩二、今井美樹、広瀬香美、ゴスペラーズ、山崎育三郎、他多数のオーケストラアレンジ編曲監修も務める。
現在、洗足学園音楽大学教授、東京音楽大学客員教授。一般社団法人日本作編曲家協会(JCAA)理事。
オフィシャルサイト
 

 

御 室 金 剛 講 Omuro-Kongoko
御詠歌 声明

 
千年前、宇多天皇が仁和寺を開き、昭和3年には金剛流御詠歌が大成。御詠歌は五・七・五・七・七の和歌に節をつけた仏教音楽で、仏を讃え、鎮魂し、幸せや平和を祈る歌。起源は千年前、花山天皇が仏門に入り巡礼時に詠んだ和歌が始まりとされる。2023年ウィーン楽友協会黄金の間で御詠歌で祈りを捧げた。

 

舞台システム


音響

「良い音」の定義は非常に難しいです。どんなに頑張ってもスピーカーから出て来る音はやはり電機を通した音になってしまいます。そして、この電機を通した音を嫌う人もたくさんいるいうのも事実です。
しかし、電機音響を使うことによってより多くのお客様に音楽をサービスすることできますし、その空間をより広がりのある空間に変えるという演出もできます。
そして電機を使っていてもそれが気にならない音にする必要があります。
そのためのひとつの方法として日本製のマイクの使用があります。特に太鼓に使うマイクはすべて日本製です。最もシェアの高いアメリカ製のマイクは高音に癖があります。これは英語を聞き取りやすくするためと考えられます。
この高音の癖が和太鼓では邪魔になることがあるのです。これが日本製のマイクだと気にならなくなるのです。
今回のコンサートは仁和寺という1136年前に建立された空間にどのように寄り添っていくことができるのか、そして来て頂いたお客様に「良い音」を聞いて頂き、そして良い音楽を体験していただきたいと思っています。
 

ティー・アンド・ハイ 徳竹敏之
 
 
 
演出

木村善幸

音楽

山下康介

照明

大山輝満 雷神

音響

徳竹敏之 ティー・アンド・ハイ

演奏

木村善幸 和太鼓 

御室金剛講師 御詠歌・声明 

長谷川加奈 バイオリン

植木美帆 チェロ

Japan taiko fill 和太鼓 

制作協力

野本薫道 

井上アキラ